麦わら細工とは
麦わら細工には長い歴史と伝統があり、今より約300年前、城崎に湯治に来た因州(鳥取県)の半七という職人が、竹笛やコマなどに色麦わらを貼って宿の軒先で売り、宿料の足しにしたのが始まりと言われています。
その後技術も長足の進歩を見て箱物や絵馬に細工したものもでき、ことに明治に入ってから高名な画家が来遊して下絵を描き、図案を与えて試作させた結果、芸術の香気高い作品が生まれ、 他に類例のない工芸品として好評を 得て参りました。
現在麦わらを染めて桐箱や色紙、独楽、土鈴等に張っています。
作業工程
職人
友井田 千穂
1980年 大阪府吹田市に生まれる
1999年 成安造形短期大学 染織テキスタイル科に入学
2000年 在学中、城崎で「麦わら細工」と出会う
2001年 成安造形短期大学卒業後、麦わら細工工芸技術者の会会長(当時)である神谷 勝氏に弟子入り
2015年 自身初となる大作「特別なパネル」を完成させる
現在はアクセサリーを中心に製作している。